鹿部温泉(北海道)

鹿部温泉(北海道)
住所 〒041-1402 北海道茅部郡鹿部町鹿部58
公式 URL http://www.shikabe-shikanoyu.com/

鹿部温泉(北海道)完全ガイド|間歇泉・泉質・アクセス・おすすめ宿泊施設まで徹底解説

北海道渡島半島の南東部、内浦湾(噴火湾)に面する鹿部町は、350年以上の歴史を持つ温泉地です。町内には30ヶ所以上もの源泉があり、それぞれ異なる泉質を楽しめる「温泉のまち」として知られています。本記事では、鹿部温泉の歴史から泉質、アクセス方法、おすすめの宿泊施設、周辺観光スポットまで、鹿部温泉の魅力を余すことなくご紹介します。

鹿部温泉の歴史と由来

鹿部温泉の歴史は古く、350年以上前にさかのぼります。温泉の発見には興味深い言い伝えがあります。傷を負った鹿が温泉で傷をいやしている姿を発見したことから、この地に温泉場が設置されたのが始まりとされています。この伝説が「鹿部」という地名の由来にもなっており、温泉と深い関わりを持つ町として発展してきました。

江戸時代から湯治場として利用され、明治・大正時代には本格的な温泉地として整備が進みました。特に昭和以降は道南エリアの重要な温泉観光地として、多くの旅行者に親しまれています。

鹿部温泉の特徴|30ヶ所以上の源泉と多彩な泉質

豊富な源泉数

鹿部温泉最大の特徴は、町内に30ヶ所以上もの温泉源があることです。これは小さな町としては驚異的な数で、まさに「温泉のまち」と呼ぶにふさわしい資源の豊富さを誇ります。町内の銭湯もすべて温泉を使用しており、住民の生活にも温泉が深く根付いています。

多様な泉質

鹿部温泉のもう一つの魅力は、泉質の多様性です。主な泉質には以下のようなものがあります:

硫酸塩泉

  • 神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があるとされます
  • 肌にやさしく、美肌効果も期待できます

含食塩硫酸塩泉

  • 保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です
  • 切り傷、やけど、慢性皮膚病などに効果があるとされます

重曹泉(炭酸水素塩泉)

  • 肌の角質を軟化させる作用があり、「美人の湯」とも呼ばれます
  • 慢性消化器疾患にも効能があるとされます

これらの泉質がバラエティーに富んでいるため、訪れる施設によって異なる温泉体験を堪能できるのが鹿部温泉の大きな魅力です。

豊富な湯量

源泉が多いため、湯量も非常に豊富です。多くの施設で源泉かけ流しの温泉を楽しむことができ、新鮮な温泉を贅沢に堪能できます。温泉の温度も施設によって異なり、熱めの湯からぬるめの湯まで、好みに応じて選ぶことができます。

しかべ間歇泉公園|鹿部温泉のシンボル

道の駅しかべ間歇泉公園

鹿部町のシンボルとなっているのが「道の駅しかべ間歇泉公園」です。ここでは日本でも珍しい天然の温泉間歇泉を見ることができます。

圧巻の間歇泉ショー

間歇泉は約10分間隔で噴出し、約103度の熱湯が地熱のパワーで高さ約15メートルにまで噴き上がります。その迫力は圧巻で、鹿部町の地熱パワーを体感できる貴重なスポットです。噴出の瞬間は地響きとともに熱湯が勢いよく吹き上がり、見る者を驚かせます。

足湯で間歇泉鑑賞

公園内には足湯が設置されており、足湯につかりながら間歇泉の噴出を見られるのが魅力です。温泉に浸かってリラックスしながら、自然の驚異を目の前で観察できる贅沢な体験ができます。足湯は無料で利用でき、気軽に温泉を楽しめるスポットとして地元住民や観光客に親しまれています。

蒸し処で温泉蒸し料理体験

公園内には「蒸し処」があり、間歇泉の高熱温泉を利用した蒸し料理を楽しむことができます。売店で販売されている新鮮な食材セット(野菜、魚介類など)を購入し、自分で蒸して食べる体験型の施設です。温泉の熱で蒸された食材は素材本来の味が引き立ち、旨みが凝縮された絶品の味わいです。

鹿部・食とうまいもの館

道の駅内の物産館「鹿部・食とうまいもの館」では、鹿部町の特産品を購入できます。特に有名なのが鹿部町の特産品であるタラコや、白口浜真昆布などの海産物加工品です。その他にも地元の農産物や加工品が豊富に揃っており、お土産選びに最適です。

浜のかあさん食堂

道の駅内にある「浜のかあさん食堂」では、その日仕入れた新鮮な魚介類を使った料理を味わえます。1尾丸ごとの煮魚定食は特に人気で、地元の味を堪能できます。新鮮な海の幸を使った料理は、鹿部町を訪れたらぜひ味わいたいグルメです。

鹿部温泉へのアクセス方法

車でのアクセス

函館方面から

  • 函館市街から国道5号・278号経由で約60分
  • 函館空港から約70分

札幌方面から

  • 道央自動車道・長万部ICから約80分
  • 札幌市街から約4時間

高速道路利用

  • 道央自動車道・長万部ICが最寄りのインターチェンジです
  • ICからは一般道で鹿部町まで約80分の距離です

公共交通機関でのアクセス

JR利用

  • JR函館本線「鹿部駅」下車
  • 鹿部駅からバスで約20分、終点下車後徒歩約2~10分

バス利用

  • 函館バス「鹿部温泉」行きを利用
  • 函館駅前から約90分

注意点

  • 公共交通機関の本数は限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします
  • 宿泊施設によっては送迎サービスを提供している場合もあるので、予約時に確認すると便利です

周辺からのアクセス

大沼・七飯エリアから

  • 車で約40分
  • 大沼国定公園観光と組み合わせた旅程も人気です

函館市街から

  • 車で約60分
  • 函館観光の延長として日帰り温泉を楽しむことも可能です

おすすめの宿泊施設

温泉旅館 鹿の湯

大正時代から続く老舗旅館で、鹿部温泉を代表する宿泊施設です。

特徴

  • 純和風の趣ある建物と木のぬくもりを感じる和室10室
  • 3本の源泉から注がれる源泉かけ流しの温泉
  • 磯の香りが漂う露天風呂
  • 前浜から揚がる新鮮な地元食材を使った料理
  • 朝食・夕食ともに部屋食でゆっくりくつろげる
  • 日帰り入浴も対応

温泉の特徴
肌にやさしい泉質で、長時間の入浴でも疲れにくいと評判です。露天風呂からは内浦湾を望むことができ、海の香りと温泉を同時に楽しめます。

その他の宿泊施設

鹿部温泉エリアには、民宿やペンション、ホテルなど様々なタイプの宿泊施設があります。それぞれ異なる源泉を使用しているため、泉質の違いを楽しむために複数の施設を巡るのもおすすめです。

選び方のポイント

  • 泉質:硫酸塩泉、含食塩硫酸塩泉、重曹泉など好みの泉質で選ぶ
  • 料理:海の幸中心、地元食材使用など食事内容で選ぶ
  • 立地:海沿い、温泉街中心部など好みの立地で選ぶ
  • 予算:高級旅館から手頃な民宿まで予算に応じて選択可能

日帰り温泉施設

足湯スポット

鹿部町内には複数の足湯スポットがあり、気軽に温泉を楽しめます。

道の駅しかべ間歇泉公園の足湯

  • 無料で利用可能
  • 間歇泉を見ながら足湯を楽しめる
  • タオルは持参するか、売店で購入可能

日帰り入浴可能な施設

多くの旅館で日帰り入浴を受け付けています。事前に電話で確認・予約することをおすすめします。日帰り入浴の料金は施設によって異なりますが、概ね500円~1,000円程度です。

鹿部温泉周辺の観光スポット

鹿部町内の観光

鹿部漁港

  • 新鮮な海産物の水揚げ風景を見学できます
  • 朝市が開催されることもあり、地元の海の幸を購入できます

鹿部海浜公園

  • 内浦湾を一望できる公園
  • 散策やピクニックに最適
  • 夕日が美しいスポットとしても知られています

近隣エリアの観光スポット

大沼国定公園(車で約40分)

  • 駒ヶ岳を望む景勝地
  • ボート遊びや散策を楽しめます
  • 四季折々の自然美が魅力

函館市街(車で約60分)

  • 函館山からの夜景
  • 五稜郭公園
  • 金森赤レンガ倉庫群
  • 朝市での海鮮グルメ

恵山(車で約50分)

  • 活火山の景観
  • つつじの名所
  • 恵山温泉郷

森町(車で約30分)

  • 濁川温泉
  • オニウシ公園
  • 森町特産のイカ飯

鹿部町の特産品とグルメ

海産物

タラコ
鹿部町の代表的な特産品です。新鮮なタラコや加工品は道の駅や物産館で購入できます。

白口浜真昆布
高級昆布として知られる白口浜真昆布は、鹿部町の重要な海産物です。出汁の風味が良く、贈答品としても人気があります。

新鮮な魚介類

  • ホタテ
  • イカ
  • ホッケ
  • カレイ

など、内浦湾で獲れる新鮮な魚介類が豊富です。

地元グルメ

温泉蒸し料理
間歇泉公園の蒸し処で楽しめる温泉の熱を利用した蒸し料理は、鹿部ならではの体験です。

海鮮料理
地元の食堂や旅館で提供される新鮮な海の幸を使った料理は絶品です。特に煮魚定食や海鮮丼が人気です。

昆布スープ
白口浜真昆布を使った一口スープは、道の駅などで味わえます。昆布の旨みが凝縮された優しい味わいです。

鹿部温泉の楽しみ方|モデルコース

日帰りコース

10:00 道の駅しかべ間歇泉公園到着

  • 間歇泉見学
  • 足湯でリラックス

11:00 蒸し処で温泉蒸し料理体験

  • 新鮮食材セットを購入して自分で調理

12:30 浜のかあさん食堂でランチ

  • 新鮮な魚介料理を堪能

14:00 物産館でお土産購入

  • タラコや昆布などの特産品をゲット

15:00 日帰り温泉施設で入浴

  • 旅館の日帰り入浴を利用

17:00 帰路へ

1泊2日コース

1日目

14:00 鹿部温泉到着、旅館チェックイン

15:00 道の駅しかべ間歇泉公園散策

  • 間歇泉見学
  • 足湯
  • 蒸し処体験

18:00 旅館で夕食

  • 地元の海の幸を使った料理を堪能

19:30 温泉入浴

  • 源泉かけ流しの温泉でゆっくり

2日目

8:00 朝食

9:00 朝風呂

10:00 チェックアウト

10:30 鹿部漁港見学

12:00 周辺観光(大沼国定公園または函館市街へ)

2泊3日コース

1泊2日コースに加えて、2日目の午後に函館観光、3日目に恵山や森町など周辺エリアを巡るプランがおすすめです。複数の旅館に分泊して、異なる泉質の温泉を楽しむのも良いでしょう。

鹿部温泉を訪れる際の注意点とアドバイス

ベストシーズン

鹿部温泉は一年中楽しめますが、季節ごとに異なる魅力があります。

春(4月~6月)

  • 温暖な気候で過ごしやすい
  • 新緑が美しい時期

夏(7月~8月)

  • 海水浴シーズン
  • 海の幸が豊富
  • 観光客が多い時期

秋(9月~11月)

  • 紅葉が美しい
  • 海産物が特に美味しい時期
  • 比較的空いていて穴場

冬(12月~3月)

  • 雪景色の中の温泉が風情がある
  • 冬の海の幸(タラコなど)が旬
  • 温泉で温まる喜びをより感じられる

持ち物

  • タオル(足湯や日帰り入浴用)
  • 防寒着(冬季は特に必要)
  • カメラ(間歇泉の撮影に)
  • クーラーボックス(海産物を購入する場合)

予約について

  • 宿泊施設は繁忙期(夏休み、GW、年末年始など)は早めの予約が必要です
  • 日帰り入浴も事前に電話確認すると安心です
  • 送迎サービスを希望する場合は予約時に申し込みましょう

マナーとルール

  • 足湯利用時は足をよく洗ってから入りましょう
  • 間歇泉の噴出時は近づきすぎないよう注意してください(熱湯が飛散する危険があります)
  • 温泉施設では各施設のルールを守りましょう
  • 海産物の購入時は鮮度保持に気を付けましょう

鹿部温泉の基本情報

所在地
北海道茅部郡鹿部町字鹿部

泉質
硫酸塩泉、含食塩硫酸塩泉、重曹泉など(源泉により異なる)

効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ、慢性消化器疾患、慢性皮膚病、切り傷、やけど、冷え性など

源泉数
30ヶ所以上

問い合わせ先
鹿部温泉観光協会
電話:01372-7-5655

道の駅しかべ間歇泉公園

  • 住所:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18-1
  • 営業時間:8:30~18:00(季節により変動あり)
  • 定休日:年末年始
  • 駐車場:無料(普通車94台、大型車8台)
  • 足湯:無料
  • 間歇泉噴出間隔:約10分

まとめ|鹿部温泉で心身ともにリフレッシュ

鹿部温泉は、豊富な源泉と多彩な泉質、そして日本でも珍しい天然の間歇泉が魅力の温泉地です。350年以上の歴史を持ち、傷をいやす鹿の伝説から始まったこの温泉地は、現代でも多くの人々に癒しを提供し続けています。

30ヶ所以上もの源泉があり、それぞれ異なる泉質を楽しめるため、温泉巡りをする楽しみもあります。道の駅しかべ間歇泉公園では、約10分間隔で噴き上がる迫力満点の間歇泉を足湯につかりながら見ることができ、温泉の熱を利用した蒸し料理体験も人気です。

内浦湾に面した立地から、新鮮な海の幸も豊富で、タラコや白口浜真昆布などの特産品も魅力的です。函館や大沼国定公園など周辺の観光スポットへのアクセスも良く、道南観光の拠点としても最適です。

日帰りでも宿泊でも楽しめる鹿部温泉。温泉で心身ともにリフレッシュし、美味しい海の幸を味わい、自然の驚異である間歇泉を体験する―そんな充実した時間を過ごせる温泉地です。北海道を訪れる際には、ぜひ鹿部温泉を旅程に加えてみてはいかがでしょうか。

地図

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