大船温泉(北海道)

大船温泉(北海道)
住所 〒041-1622 北海道函館市大船町832−2
公式 URL http://www.hotel-hiromeso.grats.jp/

大船温泉(北海道)完全ガイド|泉質・効能・アクセス・日帰り入浴情報

北海道函館市の南茅部地区に位置する大船温泉は、知る人ぞ知る秘湯として温泉愛好家から高い評価を受けています。函館市中心部から車で約1時間、大船川沿いの静かな谷間に湧く温泉地は、2種類の異なる泉質を源泉かけ流しで楽しめる贅沢な温泉です。本記事では、大船温泉の魅力を余すことなくお伝えします。

大船温泉とは|北海道函館市の隠れた名湯

大船温泉は、北海道函館市大船町にある温泉地で、江戸時代から昆布漁で栄えた南茅部地区の山あいに位置しています。温泉地の最大の特徴は、約1kmの間隔を置いて「上の湯」と「下の湯」の2つのエリアに分かれている点です。

大船川のせせらぎを聞きながら入浴できる自然豊かな環境と、すべての施設が源泉かけ流し方式を採用している点が、温泉ファンから支持される理由となっています。特に乳白色の硫黄泉は、日光の当たり方によって青や薄緑に変化する神秘的な色合いを見せることでも知られています。

大船温泉の歴史と地域背景

大船温泉のある南茅部地区は、江戸時代から朝廷や将軍家に献上する昆布漁が盛んだった歴史ある地域です。良質な真昆布の産地として知られ、現在でも昆布漁業が地域の重要な産業となっています。

温泉地としての開発は比較的新しく、平成19年(2007年)には上の湯の施設が大規模リニューアルを実施し、より快適な温泉施設として生まれ変わりました。一方、下の湯は現在個人所有となっていますが、素晴らしい温泉を多くの人に楽しんでもらいたいという所有者の想いから一般にも開放されています。

大船温泉の泉質と効能|2種類の源泉を楽しむ

大船温泉の最大の魅力は、異なる泉質の温泉を同時に楽しめることです。上の湯では重曹泉と硫黄泉の2種類、下の湯でも独自の源泉を有しており、それぞれ異なる効能と入浴感を体験できます。

硫黄泉(含硫黄ナトリウム塩化物泉)

露天風呂で楽しめる硫黄泉は、真っ白な乳白色のお湯が特徴です。硫黄分を豊富に含み、独特の硫黄の香りが漂います。

泉温:源泉温度は約60℃前後

主な効能

  • 神経痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 慢性皮膚病
  • 慢性婦人病
  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 動脈硬化症

硫黄泉は「美肌の湯」としても知られ、肌の角質を軟化させる作用があります。日光が当たることで湯の色が青や薄緑に変化する神秘的な光景も見どころの一つです。

重曹泉(ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉)

内風呂で提供される重曹泉は、旧泉質名で「重曹泉」と呼ばれるナトリウム塩化物炭酸水素塩泉です。無色透明で、肌触りが滑らかなのが特徴です。

主な効能

  • 神経痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 疲労回復
  • 冷え性
  • 切り傷
  • やけど
  • 慢性消化器病

重曹泉は「清涼の湯」とも呼ばれ、入浴後の爽快感が特徴です。皮膚の表面を軟化させ、皮脂や分泌物を洗い流す作用があるため、入浴後は肌がさっぱりとします。

源泉かけ流しの贅沢

大船温泉のすべての施設は源泉かけ流し方式を採用しています。これは常に新鮮な温泉が浴槽に注がれ続けることを意味し、温泉成分が薄まることなく、最高の状態で温泉を楽しめます。循環ろ過や加温・加水を行わない源泉かけ流しは、温泉本来の効能を最大限に享受できる贅沢な入浴方法です。

大船温泉上の湯|ホテル函館ひろめ荘(南かやべ保養センター)

大船温泉上の湯の中心施設が「ホテル函館ひろめ荘(大船温泉上の湯 南かやべ保養センター)」です。函館市営の施設として運営されており、日帰り入浴と宿泊の両方に対応しています。

施設概要と温泉設備

1階の大浴場は温泉保養センターとなっており、充実した設備が整っています。

内風呂(重曹泉)

  • 広々とした大浴場
  • ジャグジー
  • サウナ
  • 洗い場完備

露天風呂(硫黄泉)

  • 中温と高温の2つの湯船
  • 乳白色の硫黄泉
  • 大船川のせせらぎを聞きながらの入浴
  • 自然の景観を楽しめる開放的な空間

日帰り入浴情報

営業時間:10:00~21:00(最終受付20:30)
※営業時間は変更される場合がありますので、事前に確認することをおすすめします

入浴料金

  • 大人:500円程度
  • 子供:250円程度

※料金は変更される場合があります

休館日:不定休(要確認)

宿泊施設としてのひろめ荘

ホテル函館ひろめ荘は宿泊施設としても利用可能です。宿泊者専用の温泉設備もあり、日帰り入浴とは別の源泉を使用した露天風呂・内風呂を楽しめます。

宿泊施設用温泉も源泉かけ流しで、重曹泉の内風呂と露天風呂が利用できます。静かな山あいの環境で、ゆっくりと温泉を堪能したい方には宿泊がおすすめです。

大船温泉下の湯|秘境温泉の極上体験

大船温泉下の湯は、上の湯から約1km離れた場所にある、より秘境感のある温泉施設です。現在は個人所有となっていますが、一般にも開放されており、温泉愛好家の間では「秘密にしたい極上湯」として高い評価を受けています。

下の湯の特徴

下の湯は、まるで東北の鄙びた温泉を思わせる風情ある雰囲気が魅力です。温泉を示す看板などは一切なく、一見すると普通の民家のようですが、左側の木製の建物が浴舎となっています。

アクセス方法
R278号線を山手に入ること約5分、左に採石場が見えたところを右のダート道を下って進入します。道路は舗装されていない部分もあるため、注意して運転する必要があります。

利用情報

  • 営業時間:8:00~21:00(不定休)
  • 利用料金:300円(清掃協力金)
  • 個人所有のため、マナーを守った利用が求められます

下の湯の温泉と雰囲気

下の湯の温泉は、素朴な木造の浴舎で楽しむことができます。秘境温泉ならではの静寂と、源泉かけ流しの新鮮な温泉が、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

温泉の管理人総合評価では、温泉の質、温泉の雰囲気、また行きたい度のすべてで高評価を獲得しており、一度訪れた人の多くがリピーターとなる魅力があります。

大船温泉へのアクセス方法

大船温泉は函館市中心部から離れた場所にあるため、アクセス方法を事前に確認しておくことが重要です。

車でのアクセス

函館駅から

  • 所要時間:約1時間
  • 距離:約50km
  • ルート:国道278号線を南下し、大船町方面へ

函館空港から

  • 所要時間:約1時間15分
  • 距離:約60km

カーナビを利用する場合は、「ホテル函館ひろめ荘」または「南かやべ保養センター」で検索すると便利です。下の湯を訪れる場合は、上の湯を目指してから現地の案内に従うとスムーズです。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関でのアクセスは限られているため、事前に時刻表などを確認することをおすすめします。

函館駅から

  • 函館バスの路線バスを利用
  • 所要時間:約1時間30分~2時間
  • 本数が限られているため、事前に時刻表の確認が必須

レンタカーの利用が最も便利で、周辺の観光スポットも合わせて訪れることができます。

大船温泉周辺のおすすめスポット・グルメ

大船温泉を訪れる際には、周辺の観光スポットやグルメも合わせて楽しむことで、より充実した旅行になります。

道の駅 縄文ロマン 南かやべ

大船温泉から車で約10分の場所にある道の駅です。南茅部地区の特産品や新鮮な海産物を購入できます。

主な販売品

  • 真昆布(南茅部は良質な真昆布の産地)
  • 昆布加工品
  • 新鮮な海産物
  • 地元の農産物

レストランも併設されており、地元の食材を使った料理を楽しめます。

函館市縄文文化交流センター

国宝「中空土偶」を展示する博物館です。大船温泉から車で約15分の場所にあります。

見どころ

  • 国宝「中空土偶」(通称:カックウ)
  • 縄文時代の出土品展示
  • 体験学習プログラム

縄文文化に興味がある方には必見のスポットです。温泉と合わせて訪れることで、南茅部地区の歴史と文化を深く理解できます。

ひでちゃん鮨(地元グルメ)

南茅部地区周辺には、新鮮な海産物を使った寿司店や食堂があります。特に真昆布で育った海産物は絶品で、函館市中心部とは一味違った地元ならではの味わいを楽しめます。

おすすめメニュー

  • 地元で獲れた新鮮な魚介の寿司
  • 昆布を使った料理
  • ウニやイクラなどの海の幸

噴火湾の景観

大船温泉周辺からは、内浦湾(噴火湾)の美しい景観を楽しむことができます。特に天気の良い日には、対岸の山々や海の青さが印象的です。

ドライブの途中で海岸線に立ち寄り、写真撮影を楽しむのもおすすめです。季節によっては、イカ釣り漁船の漁火を見ることもできます。

大船温泉を楽しむためのポイント

大船温泉を最大限に楽しむためのポイントをまとめました。

訪問のベストシーズン

春(4月~6月)

  • 新緑の季節で景色が美しい
  • 比較的混雑が少ない

夏(7月~9月)

  • 緑が濃く、自然を満喫できる
  • 露天風呂が特に気持ち良い季節

秋(10月~11月)

  • 紅葉が美しい
  • 温泉が一層気持ち良い季節

冬(12月~3月)

  • 雪見風呂が楽しめる
  • 冷えた体を温泉で温める至福の時間
  • 道路の凍結に注意が必要

持参すると便利なもの

  • タオル・バスタオル(施設によってはレンタル・販売あり)
  • 飲料水(入浴後の水分補給用)
  • カメラ(周辺の景色や温泉の雰囲気を撮影)
  • 防寒着(冬季訪問の場合)
  • 現金(カード決済に対応していない場合があります)

入浴時の注意点

硫黄泉の特性

  • 金属製のアクセサリーは変色する可能性があるため外す
  • 硫黄の香りが衣類に付着することがある
  • 肌が敏感な方は入浴時間を調整する

源泉かけ流しの温泉

  • 湯温が高めの場合があるため、無理せず入浴する
  • かけ湯をしてから入浴する
  • 長湯は避け、適度な入浴時間を心がける

マナー

  • 特に下の湯は個人所有のため、マナーを守った利用を心がける
  • 清掃協力金は必ず支払う
  • 施設内は清潔に使用する

大船温泉の魅力まとめ

大船温泉は、北海道函館市の南茅部地区に位置する、2種類の源泉かけ流しを楽しめる贅沢な温泉地です。

大船温泉の主な魅力

  1. 2種類の泉質:硫黄泉と重曹泉の異なる泉質を同時に楽しめる
  2. 源泉かけ流し:すべての施設で新鮮な温泉を堪能できる
  3. 自然環境:大船川のせせらぎと豊かな自然に囲まれた環境
  4. 秘湯感:特に下の湯は秘境温泉として高い評価
  5. 効能豊か:神経痛や筋肉痛など多くの効能が期待できる
  6. アクセス可能:函館市中心部から車で約1時間と比較的アクセスしやすい
  7. 周辺観光:縄文文化や昆布文化など、地域の歴史と文化も楽しめる

函館観光の際には、少し足を延ばして大船温泉を訪れることで、観光地の喧騒から離れた静かな温泉体験ができます。日帰り入浴でも十分に楽しめますが、時間に余裕があれば宿泊してゆっくりと温泉を満喫するのもおすすめです。

大船温泉訪問前の確認事項

大船温泉を訪れる前に、以下の点を確認しておくとスムーズです。

営業時間・定休日の確認

施設によって営業時間や定休日が異なります。特に不定休の施設もあるため、事前に電話やウェブサイトで確認することをおすすめします。

ホテル函館ひろめ荘(南かやべ保養センター)

  • 営業時間や休館日は季節によって変更される場合があります
  • 天候や施設メンテナンスで臨時休業することもあります

下の湯

  • 不定休のため、訪問前の確認が特に重要
  • 個人所有のため、利用できない日もあります

天候と道路状況

冬季(12月~3月)

  • 道路の凍結や積雪に注意
  • スタッドレスタイヤの装着が必須
  • 天候によっては通行止めになる場合もあります

その他の季節

  • 下の湯へのダート道は雨天時に滑りやすくなります
  • 霧が発生しやすい地域のため、視界に注意

問い合わせ先

訪問前に不明な点があれば、以下に問い合わせることをおすすめします。

  • ホテル函館ひろめ荘(南かやべ保養センター)
  • 函館市観光案内所
  • 道の駅 縄文ロマン 南かやべ

まとめ|大船温泉で極上の温泉体験を

大船温泉は、北海道函館市が誇る隠れた名湯です。硫黄泉と重曹泉の2種類の源泉かけ流しを楽しめる贅沢な温泉地として、温泉愛好家から高い評価を受けています。

函館市中心部から車で約1時間という距離にありながら、都会の喧騒を忘れさせる静かな環境と、大船川のせせらぎを聞きながらの入浴は、日常を忘れてリラックスできる至福の時間を提供してくれます。

上の湯のホテル函館ひろめ荘では、充実した設備と快適な環境で温泉を楽しめ、下の湯では秘境温泉ならではの風情と極上の湯を堪能できます。それぞれ異なる魅力があるため、時間が許せば両方訪れることをおすすめします。

周辺には縄文文化交流センターや道の駅など、観光スポットも充実しており、温泉と合わせて南茅部地区の歴史と文化を深く知ることができます。また、真昆布の産地ならではの新鮮な海産物や昆布料理も、旅の楽しみの一つです。

函館観光の際には、ぜひ大船温泉まで足を延ばして、北海道の豊かな自然と極上の温泉を体験してください。源泉かけ流しの新鮮な温泉と、神秘的な乳白色の硫黄泉が、忘れられない温泉体験となることでしょう。

事前に営業時間や道路状況を確認し、安全に気をつけながら、大船温泉での極上の温泉体験をお楽しみください。

地図

Google マップで開く

Google マップで開く

近隣の温泉